OpenSea(オープンシー)に送られてきた
- 見覚えのないNFTをどうすればいいか知りたい
- スパムNFTについて知りたい
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
この記事では、見覚えのないNFT(スパムNFT)が届いたときの対処法を3つ解説しています。
初心者向けに分かりやすく解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
それではいきます。
- スパムNFTとは?
- スパムNFTの3つの対処法
スパムNFTとは?
スパムNFTとは、ウォレット内の資産を盗む目的でつくられたNFTのこと。
詐欺を目的とした悪意のあるものなので、適切に対処しましょう。
コレクション内のHidden(非表示)に知らないNFTがあったら、スパムNFTかもしれません。
NFTは入手方法によって、カテゴリー別に表示されます。
前提として、OpenSea(オープンシー)のマイページは、誰でも見られるように公開されています。
ただし、Hidden(非表示)に入っているNFTは非公開になります。
購入したものはCollected(収集済み)、無料配布NFTやスパムNFTはHidden(非表示)に入ります。
まとめると、下の表のように分けられます。
種類 | 場所 |
---|---|
購入したNFT | Collected(収集済み) |
無料配布されたNFT (ギブアウェイ・エアドロ) | Hidden(非表示) |
見覚えのないスパムNFT | Hidden(非表示) |
*More(その他)からHidden(非表示)が確認できます。
スパムNFTにしてはいけないこと・注意点
注意点は以下の2つ。
注意点①:「Unhide(公開)」しない
注意点②:NFTやURLをクリックしない
注意点①:「Unhide(公開)」しない
スパムNFTは「Unhide(公開)」しないでください。
Unhideしたときに、ウォレットをハッキングされたケースが報告されています。
注意点②:NFTをクリックしない
スパムNFTや説明欄のURLをクリックするのもNG。
クリックしてしまうと、埋め込まれた悪質なコードが作動することがあります。
さらに他のWebサイトに飛ばされ、ウォレットを接続してしまうと資産を盗まれる危険性がグッと上がります。
見覚えのないNFT(スパムNFT)の3つの対処法
スパムNFTの対処法は、以下の3つ。
対処法①:スパム報告して放置する
対処法②:バーン(Burn)する
対処法③:削除ツールを利用する(サービス停止中)
それでは、一つずつ解説します。
対処法①:スパム報告して放置
一番おすすめの対処法は、放置して何もしないことです。
「放置で大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、大丈夫です。
なぜなら、運営が定期的にスパムNFTを削除してくれるため、いつの間にか消えていることも多いからです。
逆に、うっかりスパムNFTをクリックしてしまったり、怪しい削除方法に手を出すほうが危険!触らないようにしましょう。
スパム報告(Report)は必須ではありませんが、はやめに運営が動いてくれることもあるので、サクッとやってみてください。
公式のヘルプセンターから報告することもできますが、手順が多く初心者には不向きです。
スパムNFTの画面からだと簡単に報告できるので、今回はこちらの方法を解説します。
スパム報告の方法(4ステップ)
最初に、報告したいスパムNFTの画面を開きます。
①右上の「︙」から「More(その他)」を選択
(*見つからない場合は、タブを横へスクロールして「︙」を見つけてください)
②「Report(報告)」をクリック
③プルダウンの「Select a reason(理由を選択)」から「Spam(スパム)」を選んでクリック
④画面下に「This item has been reported.」と表示されたら、報告完了。
1分できるので、見覚えのないNFTは報告しちゃいましょう。
対処法②:バーン(Burn)する
すぐに削除したいときや、どうしても消えないときはバーン(Burn)が有効です。
手順は簡単で、バーンアドレスと呼ばれる削除専用の公式アドレスへNFTを送付するだけで完了。
ただしこの方法のデメリットは、ガス代がかかることです。
「手数料を支払ってでも削除したい!」というときに実行してください。
ETHチェーン:0x000000000000000000000000000000000000dEaD Polygonチェーン:0x0000000000000000000000000000000000000000
詳しい手順はこちらで解説しています。
対処法③:削除ツールを利用する(サービス停止中)
*以前は有効な手段でしたが、2022年10月頃からサービスが停止しています。
今後のサービス継続の有無は不明です。参考程度に流し読みしてください。
削除ツールで有名な「TrashBox for Spams v2」を利用するとスパムNFTを消すことができます。
手順は5ステップ。
①TrashBox for Spams v2にアクセス
②ウォレットをポリゴンネットワークに変更
③ウォレットをDAppに接続
④スパムNFTが検出される
⑤削除したいスパムNFTを選択
「TrashBox for Spams v2」では、スパムNFTを一気に削除することができます。
なお、削除できなかったものは、より悪質な細工がされたNFTなので放置が無難です。
スパム報告だけしておきましょう。
まとめ
スパムNFTは、ウォレット内の資産を盗む目的でつくられたNFTのこと。
スパムNFTや説明欄のURLをクリックしてしまうと、仮想通貨やNFTが盗まれてしまいます。
また、Unhide(公開)することも危険なので、やめましょう。
スパムNFTの対処法は、以下の3つ。
対処法①:スパム報告して放置する
対処法②:バーン(Burn)する
対処法③:削除ツールを利用する(サービス停止中)
おすすめ対処法は「対処法①:スパム報告して放置する」こと。
スパムNFTが届いてしまったら、まずは運営に報告して様子見しましょう。
「対処法②:バーン(Burn)する」には、ガス代が必要となります。
ガス代用のイーサリアムをコインチェックで準備してから、バーン(Burn)作業をしましょう。
今日はここまで。それではまた。
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