パンケーキスワップで
- ファーミングの具体的な手順を知りたい
- ファーミングのおすすめペア(初心者向け)を知りたい
- ファーミングの解除方法を知りたい
- ファーミングするときの注意点を知りたい
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
この記事を読めば、誰でもパンケーキスワップでファーミングができるようになります。
「ファーミングってなに?」という初心者向けにファーミングの仕組みについて解説したあと、画像をたっぷり使ってファーミングの方法を解説していきますね!
ファーミングをするときの3つの注意点についても解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
それではいきます。
- ファーミングとは?初心者におすすめのペア
- パンケーキスワップでファーミングを始める手順
- パンケーキスワップでファーミングをするときの3つの注意点
パンケーキスワップの利用には、国内取引所の口座が必要です。
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ファーミングとは?
ファーミングとは2種類の仮想通貨をペアとして組み合わせて、預ける(=流動性を提供する)ことで報酬をもらうことです。
取引所としてシステムを運営するには、多くの通貨を集めて取引量を増やす(=流動性を高くする)ことが必要です。
パンケーキスワップにトークンを預けて供給することで、市場に流動性を提供します。これにより、他のユーザーがトークンを売買するときに、迅速かつ簡単ににトレードできるようになります。
パンケーキスワップのファーミングでは、報酬として独自トークンの「CAKE」がゲットできます。
具体例をあげると、BUSDとBNBを組み合わせて「BUSD-BNB」というペアをパンケーキスワップに預けると、預けた数量や期間によって「CAKE」が手に入りますよ。
初心者におすすめの低リスクペア
初心者におすすめなのは「USDT」「USDC」「BUSD」などのステーブルコイン同士のペアです。
ステーブルコインは基本的に価格変動がないので、ローリスクでファーミングできます。
ステーブルコイン同士の利率は大体5〜10%程度なので、銀行預金の利率0.001%と比較するとリターンも十分といえます。
「初心者だけどファーミングに挑戦してみたい」という方は、ステーブルコイン同士のペアから始めてみましょう!
・USDT-BUSD
・USDC-BUSD
・USDC-USDT
・DAI-BUSD
・TUSD-USDT
PancakeSwap(パンケーキスワップ)でファーミングをする方法
パンケーキスワップのファーミング方法は、以下の5ステップ。
ステップ①:ファーミングするペアを選択する
ステップ②:必要な通貨をスワップして準備する
ステップ③:LPトークンを作る
ステップ④:作ったLPトークンをステーキングする
ステップ⑤:報酬のCAKEを回収する
用語についても解説していくので、一つずつやってみましょう!
ファーミングをする前の準備
今回の記事では前準備として、
・メタマスクに仮想通貨BNBが入っている
・メタマスクをパンケーキスワップに接続済み
という前提でスワップの手順を解説していきます。
まだ完了していない方は、こちらの記事を参考にパンケーキスワップの接続まで終わらせてください。
ステップ①:ファーミングするペアを選択する
*日本語になっていない方は、上部メニューの地球マークから「日本語」を選択してください。
①上部メニュー「獲得」から「ファーム」を選択
②通貨ペア一覧が表示されるので、この中からファーミングする通貨ペアを決める
*検索欄に通貨名を入力して検索することができます。ステーブルコイン同士のペアを探すときなどは、検索を利用して探してみましょう。
*並べ替えから「流動性」をクリックして流動性の高い順から探す方法もオススメです。
流動性が高いペアは資産が多く預けられている人気のペアです。流動性が低いと引き出せなくなる可能性があるので、流動性が高いものを選びましょう。
この記事では、例として「BUSD-BNB」のペアをファーミングしていきます。
ステーブルコインの「BUSD」と組み合わせているので、リスクは中くらいの組み合わせです。
ステップ②:必要な通貨をスワップして準備する
通貨ペアが決まったら、必要な通貨を準備していきます。
ファーミングの必須条件として、通貨ペアの価格が「1:1」になるように準備する必要があります。
例えば予算50万円で「BUSD-BNB」の通貨ペアをファーミングするならば、「BUSD 25万円分」と「BNB 25万円分」をそれぞれ準備する、といった感じです。
自分の予算に応じて、2つの通貨の価格が「1:1」になるように準備してください。
それでは、スワップしていきましょう!
①上部メニュー「トレード」から「スワップ」をクリック
②「CAKE」をクリック
*今回は手持ちのBNBの一部をBUSDに変えていきますが、状況に応じて自分が持っている通貨をファーミングに必要な通貨へとスワップしてください。
③上部の検索欄に「busd」または「BUSD」を入力して、表示された「BUSD」を選択
①スワップする数量を入力
BNBの入力フォーム(画像の赤枠部分)に直接数字を入力するか、「25%」「50%」「75%」「最大」ボタンをクリックすれば数量を入力できます。
BSC(バイナンススマートチェーン)では、取引するたびにガス代(手数料)としてBNBを支払います。必ず少量のBNBをメタマスクに残しておきましょう。
「最大」を選択してすべてのBNBを交換してしまうと、ガス代が払えなくなるので注意!
BNBの数量を入力すると、BUSDの数量は自動入力されます。
②交換数量が入力できたら、「スワップ」をクリック
③「スワップの確定」をクリック
*まだ交換確定ではありません、このあともう一度確認画面がでます。
ちなみに「スワップの確定」をクリックする前に、仮想通貨の価格が変わったときは下の画像のように表示されます。
価格変更に問題なければ「承諾」を押してから、「スワップの確定」をクリックしてください。
④青枠部分にガス代(手数料)が表示されているので、問題なければ「確認」をクリック
余談ですが、「編集」からガス代を変更することもできます。
特に理由がない場合や初心者の方は、ガス代を調整する必要はありません。
ガス代は自分で調整することができます。
ガス代を多く支払えば、取引が速く完了するというメリットがありますが、BSC(バイナンススマートチェーン)は元々処理が速いブロックチェーンなので、通常設定のままで問題ありません。
逆にガス代を少なくすると、取引が成立しないこともあるので注意。
取引に慣れてから、必要なときにお好みで調整しましょう。
以上でスワップ完了です。
ステップ③:LPトークンを作る
通貨の準備ができたら、LPトークンを作成します。
LPトークンとは「Liquidity Provider(流動性提供者)トークン」のこと。
流動性を提供したときにもらえる「預り証」または「引換券」のようなものです。LPトークンは預けた通貨を回収するときに必要になります。
またLPトークン自体にビットコインなどのような価値はなく、各取引所のなかでのみ利用できます。
BUSDとBNBのペアで預けると「BUSD-BNB LP」というLPトークンがもらえます。
①上部メニュー「獲得」から「ファーム」を選択
②一覧から「BUSD-BNB LP」をクリックし、出てきた「流動性の追加」ボタンをクリック
③通貨の数量を入力
*片方を入力すると「1:1」になるように、もう片方が自動入力されます。
④メタマスクの画面が起動するので「最大」をクリックして「次へ」
⑤価格の範囲を選択して「追加」をクリック
⑥「追加」をクリック
⑦ガス代が表示されるので問題なければ「確認」をクリック
⑧「完了」をクリック
これでLPトークンの作成ができました。
続いて、作ったLPトークンをステーキングしましょう。
ステップ④:作ったLPトークンをステーキングする
①通貨ペア一覧に戻り、「ステーキング」をクリック
②小さいポップアップが表示されたらOK
③再度、通貨ペア一覧に戻り下の画像の要の表示されていればステーキング完了
ステップ⑤:報酬のCAKEを回収する
時間が経つと右側の「CAKE 獲得」のところにCAKEが増えていきます。
ある程度CAKEが貯まったら、「収穫」をクリックしてCAKEを回収しましょう。
CAKEを収穫する際、毎回メタマスクのガス代が発生するので週1〜月1回など、ある程度まとめて収穫するのがオススメです。
これで無事にファーミング完了です。
お疲れ様でした!
PancakeSwap(パンケーキスワップ)でファーミングするときの3つの注意点
注意点①:仮想通貨の価格変動
注意点②:インパーマネントロス
注意点③:ハッキングのリスク
ファーミングの3つの注意点について、一つずつ解説していきます。
注意点①:仮想通貨の価格変動
仮想通貨は日々価格変動しています。
預けたペアの価格が大幅に落ちてしまうと、積み上げた利益がなくなる可能性があります。
ファーミング中は特に通貨の価格を要チェックです。
初心者はリスクの低いペアでファーミングに慣れましょう。
ステーブルコイン同士のペアだと、「1ドル=1ステーブルコイン」で価格が安定しているのでオススメ!
年利の高い通貨ペアは、知名度が低く取引量の少ない通貨がほとんどなので、初心者が手を出すのは避けましょう。
注意点②:インパーマネントロス
ファーミングの定番リスクが、インパーマネントロスです。
インパーマネントロスとは、普通に仮想通貨を持っておくだけで利益が出たはずなのに、ファーミングという投資をしてしまった結果、逆に損失が出てしまうこと。
もっと簡単に言うと「ファーミングしないで、2種類の通貨をそのまま手元に持ってた方が儲かってた……」という状態のことです。
ファーミングするときは通貨の価格が「1:1」になるように預け入れますが、2種類の通貨のうち片方の価格が変動すると、このバランスが崩れてしまいます。
すると価値が「1:1」になるように、システムが自動的にバランスの再調整をします。
そのときに発生するのがインパーマネントロスです。
具体的な損失の数値は以下の通りで、通貨の価格変動が大きくなるほど損失も増えていきます。
引用元:BINANCE ACADEMY
- 1.25倍の価格変動=0.6%の損失
- 1.5倍の価格変動=2.0%の損失
- 1.75倍の価格変動=3.8%の損失
- 2倍の価格変動=5.7%の損失
- 3倍の価格変動=13.4%の損失
- 4倍の価格変動=20.0%の損失
- 5倍の価格変動=25.5%の損失
初心者の方には難しい話だと思いますが、一つだけ覚えておいて欲しいのは「預けた通貨の片方の価格が2倍くらいになったら、ファーミング解除の検討余地あり」ということです。
繰り返しのようになりますが、ステーブルコイン同士のペアなら価格が安定しているのでインパーマネントロスのリスクがほぼなく安全性が高いです。
注意点③:ハッキングのリスク
仮想通貨に関するサービス全てに共通することですが、ハッキングの可能性はつきものです。
ただパンケーキスワップはDEX(分散型取引所)なので、ユーザー自身が自分のウォレットを管理するシステムになっており、一部がハッキングされたとしても全体に被害が及ぶ可能性は低い構造になっています。
それでも被害に合う可能性はゼロではないので、自分でできる限りの対策をして資産を守りましょう。
以下の4つを気をつけるとリスクを下げられます。
・ウォレット(メタマスクなど)は最新版にアップデートする
・ウォレットのリカバリーフレーズや秘密鍵のバックアップを取る
・URLを確認して公式サイトに接続する
・余剰資金で利用する
まとめ
この記事では、パンケーキスワップの「ファーミング」について解説しました。
ファーミングは以下の5つの手順でできます。
ステップ①:ファーミングするペアを選択する
ステップ②:必要な通貨をスワップして準備する
ステップ③:LPトークンを作る
ステップ④:作ったLPトークンをステーキングする
ステップ⑤:報酬のCAKEを回収する
ちなみに、他のDEX(分散型取引所)でも、同じ手順でファーミングができるので流れを知っておくと便利ですよ。
これからパンケーキスワップを始めたい方は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
なおパンケーキスワップを利用するには、国内取引所「コインチェック」と海外取引「Bybit(バイビット)」の2つの口座があると便利です。
それぞれ無料で5〜10分の手続きで簡単に口座がつくれます。
今日はここまで。それではまた。
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